瀬戸内海方言・音韻学・アクセント

藤原与一 明治42年~平成19年 愛媛県大三島出身 広島文理大学卒業 広島大学教授『瀬戸内海方言辞典』

近石泰秋 明治40年~平成5年 香川県丸亀市出身 東京文理大学卒業 香川大学教授

香川県方言辞典』『操浄瑠璃の研究』

金田一春彦  観音寺市伊吹島に京言葉のアクセントが遺っていることを確認する。

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伊吹島のアクセントは、全国で唯一平安末期の京都と同じアクセントとして残っている。 金田一春彦さんがこのことで来島したのは二十年前である。その時色紙に書いてもらった歌が、平成十六年十月三十一日、歌碑となり除幕式が行われた。
 場所は連絡船の着く真浦港の上、県道脇小公園で、碑の大きさは縦1メートル・、横1・2メートルのこじんまりした庵治石〈刻字は黒御影石の板石〉である。海を見渡せる丘にあり、なかなかいい場所を選定されたと思われる。 
 緑濃き豊かな島や かかる地を故郷にもたば幸せならん                      裏面には次のような説明が記されている。
 伊吹島のことばのアクセントは、昭和40年、学生だった妹尾修子さん、和田実先生により国語学界に報告され、昭和58年、金田一春彦先生も来島され、全国でただ一ヶ所平安、鎌倉の京都のアクセントを遺している島とも紹介されました。いつまでも緑豊かな心豊かな島であってほしいという願いを込め歌碑を建立する。        平成16年秋      
 伊吹町自治会                 伊吹島を愛する会