2024-06-22から1日間の記事一覧

早苗とる情緒などなくなった現代

吾妹子が赤裳ひづちて植ゑし田を刈りて収めむ倉無の浜 柿本人麻呂 さなへとは誰がいひけむ山里をみせばや田子の早苗とる頃 藤原家隆 まだとらぬ早苗の葉末靡くなりすだく蛙の声の響きに 慈円 早苗とる手もとや昔しのぶ摺 芭蕉 山おろし早苗を撫でて行方哉 蕪…

郷土喪失の作家高橋和己

少年時代、大阪大空襲で焼け出され、父母の出身地香川県に疎開、そこで文学に目覚める。友人宅の世界・日本文学全集読破が作家和己を生む素地となる。これまでここに注目した人は少ない。中一からわずか一年半の異郷での生活が、一生を決めたとは言えまいし…

干拓地の朝

カメムシや夜学子のごとく辞典まで

6月22日誕生日の花と花言葉歌句

6月22日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句)繍線菊やまだ下野の人に会わず 雅舟 【花】シモツケ 【花言葉】いつかわかる真価 【短歌】老夫婦しずかに住める垣にそいシモツケの花ことしも咲けり バラ科の小低木で、枝の先端に小さな花…