繍線菊やまだ下野(シモツケ)の人に会わず 雅舟 6月22日誕生花
【花】シモツケ(バラ科) 【花言葉】いつかわかる真価
【短歌】老夫婦しずかに住める垣にそいシモツケの花ことしも咲けり 鳥海昭子
バラ科の小低木で、枝の先端に小さな花がひとかたまりに
なって咲きます。老夫婦の穏やかな日々にも、シモツケの
花がまた新たな日々を刻みます。
【季語】繍線菊(しもつけ)
【俳句】後の日に知る繍線菊の名もやさし 山口 誓子
しもつけの花びら綴ることばかり 後藤 夜半
繍線菊の咲けばほのかに兄恋し 黒田 杏子
【三行詩】最初の発見地下野にちなむ
漢字は漢名の借用
霞がかかったような雄蕊
【万葉歌】下毛野みかもの山の小楢のすま麗し児ろは誰が笥か持たむ
(巻14ー3424)
奇しくもけふ出逢ひし花の下野草 下野の親しき人健在か?