敬語の使用例

「総理が申されたように」⋯謙譲語「申す」を総理の言に使うとは失礼千万である。

「おっしゃいましたね」⋯場合によるが、あてこすりに使う、慇懃無礼な「ご挨拶」

「おっしゃられる」⋯「おっしゃる」+「れる」=二重敬語、ここまでは必要ない。

「君が言われる」「君に言われる」⋯尊敬、受け身どちらかはほぼ判断できる。

「したがいまして」⋯こんなところに丁寧語を使わないでね。

「そうでございますね」⋯初めにこんな馬鹿丁寧な言い方をされると退いてしまう。

「申し込み」「申し出」⋯謙譲・丁寧の両意、どちらか曖昧。

丁寧態と常態とを混用しない⋯原則として、話し言葉と書き言葉は区別する。

「先生」⋯相手に敬意を持っていなくとも便利。乱用は不敬罪(?)にもなりかねぬ。

「主人」「女主人」「男尊女卑」「尊卑系図」⋯配慮が足りないと謝罪に及ぶ。