【短歌】カニサボテン触れようとして触れざりし少年は恋の年頃なりき
初めて見る花に興味はあるが触れることをためらう気持は思春期へのあこがれにも似ています。口数の少ない少年の日のあの日、あの瞬間の想いをときどき考えています。
【季語】仙人掌の花(夏) 一月
【俳句】少年の仙人掌を賞づ百の鉢 平山みち江
サボテンの掌の向き向きに楽たのし 篠原 鳳作
一月の川一月の谷の中 飯田 龍太
【万葉歌】み雪降る吉野の岳に居る雲のよそに見し子に恋ひ渡るかも
【三行詩】恋は仙人掌に似て
うぶな少年の日の
うぶな少年の日の
ためらいのままに
【1月16日誕生日の有名人】
井上 馨(1836) 東龍太郎(1894) 椎名悦三郎(1898)伊藤 整(1905) 花柳徳兵衛(1908) 堀内恒夫(1948)星セント(1948) 池上季実子(1959)
~今日も佳き日でありますように~