あの時代の戦争体験や思い出のない者が、戦争の語り部となれるだろうか。苦労話はできても、戦場で戦ったこともないのに、現在の若者に話しても迫真性がないだろう。それを承知の上で親や先輩に聞いたことを語り伝える義務がありはしないか。孫たちに祖父母が戦争の身近な話をしてやれないでは辛い。もう手遅れに近いが、せめて年配者から聞きとめて、残し置きたいものだ。
①身近に戦死者はいないか。いつ、どこで、何歳で、どのように亡くなったのか。
②軍人墓碑・位牌にはどのように書かれていて、その説明はできるのか。
③避難、立ち退き移転などで苦労した体験はあったのか。
④勤労動員の経験談を聞いたことがあるのだろうか。
⑤当時の写真、詩文集が残されていないか。