細雪（ささめゆき)窓に眺めし遥かな日 垂雪（しずりゆき）音に驚き目覚めたる 深雪（みゆき）冒して来たる人もあり 斑雪 (はだれゆき)夕べは早く帰るべし 牡丹雪 (ぼたんゆき)となりて出てゆく童かな 吹雪 (ふぶき)の中人助けんと駆け出でぬ 雪解(ゆきげ)径…

共に老い同じ墓穴に入る男女「偕老同穴」睦まじ夫婦 居士・大姉世の大方の夫婦の墓碑戒名併記刻まれている 憎み合い背き合っても居士大姉戒名仲良く並べられたり 大姉・居士・大姉とあるは先妻と後妻が左右に刻まれている 二基の墓 同じ名の居士 居士大姉・ …

『智恵子抄』「レモン哀歌」などと違い小春日和の至福の絵図柄 青空にぶら下がるレモン映えていてこれを今日の日の倖せとする 雅人 何十本レモン畑は色づいて柑橘類の粋を往く如

「くちなしの花」見るたびに淋しい笑顔が浮かぶお前のような花 「先生」誰にも言えずに胸をいためた人の名はそれはセンセイ 「すきま風」生きてさえいれば微笑みにめぐり会える幸せに 「北国の春」白樺青空南風こぶし咲くあの故里に帰ろかな 「夢追酒」あな…

１２月１８日 誕生日の全国３５万人の皆さん、おめでとうございます （拙句）繊細な君に溺るる寒葵 雅舟 【花】 フタバアオイ(ウマノスズクサ科) 【花言葉】 細やかな愛情【短歌】弟が枯葉を分けて見よというフタバアオイは鈴形の花 鳥海昭子 ふるさとに帰っ…