芦原すなお初期代表作品

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  芦原すなお(本名蔦原直昭)原作『青春デンデケデケデケ』(直木賞受賞作品)の映画化、長期ロケを忘れることはできません。その時の情熱溢れる大林宜彦監督も最近亡くなられました。夢よもう一度ということで『野に咲けあざみ』『さんじらこ』の作品に投影されている磯野栗子の前向きで一途な生き方をと期待する声もありましたが、そのままになっています。
 四国の片田舎に住む我々の連帯感や明るく前向きに生きる姿を描く作風は芦原作品の特徴であり、それは我々同窓の持続したい念願でもあります。

芦原 すなお(一九四九年九月一三日生 )本名 蔦原 直昭
観一昭和四十三年卒業、早稲田大学第一文学部独文科卒業。 小学校の教員をしていた父が子供たちのために買ってくれた世界少年少女文学全集が文学に親しむきっかけとなった。小中学で全巻を読破する。『スサノオ自伝』がデビュー作。現在までに数十冊の創作小説作品が出版されている。