春の銃声川のはじまり尋(と)めゆきて
ランボーを五行とびこす恋猫や
心中を見にゆく髪に椿挿し
雲雀あがれ吾より父の墓ひくき
この家の誰かが道化揚羽高し
揚羽たかし川が故郷を貫くゆえ
読書するまに少年老いて草雲雀
土筆と旅人すこし傾き小学校
春の怒涛十八番目がわれを呼び
わが死後を書けばかならず春怒涛
春の銃声川のはじまり尋(と)めゆきて
ランボーを五行とびこす恋猫や
心中を見にゆく髪に椿挿し
雲雀あがれ吾より父の墓ひくき
この家の誰かが道化揚羽高し
揚羽たかし川が故郷を貫くゆえ
読書するまに少年老いて草雲雀
土筆と旅人すこし傾き小学校
春の怒涛十八番目がわれを呼び
わが死後を書けばかならず春怒涛