二級河川河口に行けば白鷺とたまに蒼鷺どこかに見当たる
冬鳥の鴨渡り来て池川に浮かんでいてもその名分からず
百合鷗冬渡り来てパン屑で餌付けはすれど海猫はかなわず
川いくら見ても川鵜海鵜を見分けえず羽広げるを見せてくれたり
深田には鳶の群棲み晴れたれば空高くより見下ろしされる
すぐ逃げる群雀には近寄れず巣がどこにあるかさえ見定めできず
飛ぶ燕撮らむといくら構えても視野に入らず今は諦む
いくらしても好きにはなれない烏どもいつも視野には入っていても
よく見れば鳩の毛色の美しや芸術品としか思えない