葉脈や八月葉月心拍音 雅澄
命を写す蓮の水玉 雅博
和の国に勝敗無視して暮らし居て 澄
野分は分ける我か彼方か 博
猛暑に山で飛び出す盆トンボ 光瀧
新月を待つ闇続く里 澄
まどひ来て夜深くむ目覚む潮の音 博
西行の掌の悴みて温し 澄
米の出来指で弾いて占えば 博
洞で喜ぶ黄金の顔 澄
小さくともキラリ輝く秋津島 博
連句日記は永遠の今 澄
からたちは島倉千代子白い花 博
夏燦燦とひばり明るく 澄
さんさんとさんざんの夏サバイバル 博
生き過ぎたので命売りたい 澄
炎天下揺れに怯える人々か 瀧
ガイアのくしやみアトラスの四股 博