うっかり誤用10例

①「挙げ句の果てにうまく成し遂げられた」と言うのは間違い。悪い結果になった場合に使うのが普通。

②「枯れ木も山の賑わい、先生にもご出席を」は失礼。自分をおどけて言うのはご愛嬌だろうが。

③「あの人は気が置けない人だから注意しておくがいい」は誤り。気楽に付き合える人で、油断できない人ではない。

④「あの作家は私も長年私淑して手紙を差し上げている」は誤り。密かにそっと尊敬している場合に限る。

⑤「寸暇を惜しまずよく働く」は誤り。「寸暇を惜しんで」である。「骨身を惜しまず」との混同であろうか。

⑥「先輩の教訓を他山の石としてがんばります」は失礼である。先輩を粗悪な石にみなしていることになる。

⑦「手の平を返したように青空になった」と天候の変化には使うのは誤り。人間の態度の急変に使うのが普通。

⑧「流れに棹さし、逆らう」は誤り。時代に逆らわず身を任せて流れに順応する場合に使う。

⑨「情けは人の為ならず」とは「金をまた貸したりして甘やかすのはその人の為にならないと取るのは誤り。その他人のためではなく、めぐりめぐって自分のためになるの意。

➉「役不足で私にはとてもそんな大任はできません」は誤り。

重すぎる意ではない。役目が軽いの意で、「力不足」と言うべきである。