「顔」十人十色

恩師とはいえど柔和な温顔に接し来たりて尊顔消ゆる

顔潰す顔に泥塗る比喩表現理解できなかった少年時代

親友と言うに憚らるその彼も紅顔可憐な時は過ぎ去り

汗顔の至りであります大したことしていないのに謝礼頂く  

顔回孔子の高弟貧困にめげず学問修行に苦労す 

誉めてくれるどころか貶される皮肉な笑みの破顔一笑

顔色を伺ってから諾否決めるそれも一理か世渡りの術か

顔面蒼白それもそのはず遭難者氏名の中に我が子の名があり

なんのかんばせあってまみえようぞ子弟返しえず帰郷するとは

赤くなるのも差違あり顔から火が出る顔が紅葉になる