2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月18日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月18日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)沈丁花「何に不滅の命ぞ」と 雅舟 2月18日 【花】ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科) 【花言葉】 不滅 【短歌】春雪に埋もれし今朝のジンチョウゲ起こせば強き香りを立てり 鳥海昭子…

2月19日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)アネモネを父のポッケにささげたり 佳舟 2月19日 【花】アネモネ(キンポウゲ科) 【花言葉】信じて従う 【短歌】信じ合う美しさありアネモネの色とりどりに咲きそろいたり 鳥海…

2月17日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月17日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 秋田蕗ふところ深き人として 雅舟 2月17日 【花】アキタブキ(キク科) 【花言葉】 包容力 【短歌】 ごぶさたのお詫びのような音たてて雨にうたれるアキタブキあり 鳥海昭子 雨…

義経の鳥居

香川県観音寺の琴弾八幡宮参道石段にて

名文にはどんなものがあるか

中村明著『名文』ちくま学芸文庫 名文とはどのような文章だろうか。名文の条件は「匂うがごとく」「品格」があり、「すっきりと判りやすい」「通達性」がなければならない。悪文と駄文の違いは自ずから分かる。 国木田独歩『武蔵野』 夏目漱石『草枕』 森鴎…

2月16日 本日誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月16日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)ためらわず丈夫(ますらお)と呼ぶ花ローズ 雅舟 2月16日 【花】レンテイローズ(キンボウゲ科) 【花言葉】 丈夫 【短歌】おもむろに咲きしと思う庭隅のレンテイローズに春の雪…

今も残る、義経の奉納した「木の鳥居」

琴弾八幡宮の参道途中に三の鳥居「木の鳥居」が建てられている。 屋島の合戦に勝利後、平家追討を祈願して奉納したと言われる。 元暦2年(1185年)に建立。827年前のことである。材質は堅く、国字で「木室の合体文字」(むろのき)である。讃岐方言で「もろだ」…

犬養孝先生、鞆の浦で 旅人の歌を朗唱

万葉の旅は、瀬戸内海の鞆の浦(広島県福山市)へ 今は亡き犬養孝先生の解説と朗唱 大宰府に赴任する往路では妻と共に見たむろの木は元のままで永遠なのに、帰路の今、妻は死んで、自分独りこの大木を見ていると、ただ哀しくてしかたがない。 むろの木(ネズ、…

讃岐路の晶子・鉄幹

源平はいさや波より現はるる扇の船のあれかし屋島 晶子 屋島村古高松にそこばくのけぶりの立ちて讃岐潟晴る 〃 園古りて松の大樹と池にあり紫雲山より引ける秋の気 鉄幹 園の路松の大樹と岩に入りまた池を見て橋に逢ふかな 〃 讃岐路は浄土めきたり秋の日の…

2月15日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月15日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)つつましく生き高尚の菫草 雅舟 2月15日 【花】ニオイスミレ(バイオレット科) 【花言葉】 秘密の恋 高尚 【短歌】茶に浮かぶニオイスミレの花一つとんと昔の人想いおり 鳥海昭…

短冊384

384 おはりをひかかふ花動をこととし一夜庵 勝奥

短冊383

383 雲も苦もはゝふや月の一夜庵 安秀

短冊382

382 俳濃うみかいの霞か花の露 象以

与謝野晶子・鉄幹の満蒙遊記

『鉄幹晶子全集』第26巻に所収 ◆満蒙遊記(昭和3年) 与謝野鉄幹と晶子、円熟期の歌文・評論集である、本巻前半の題目は以下の通り 【満蒙遊記】 満蒙遊記の初めに(寛) 出発と船中(寛) 大連雑記(寛) 金州以北の記(晶子) 満蒙の歌(寛・晶子) 奉天に…

2月14日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月14日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 山茱萸や平家落人棲める里 雅舟 2月14日 【花】 サンシュユ(ミズキ科) 【花言葉】 持続 耐久 【短歌】山茱萸に鳴る鈴かけて人恋うる民謡があり遠きふるさと 鳥海昭子 宮崎県…

宗鑑「貸し夜着」の句の解釈

貸し夜着の袖をや霜に橋姫御 宗鑑 この俳句に関して、森安華石の松尾宗石宛はがき(昭和26年11月29日消印)には 次のように記されている。 猪熊先生の句解は、古今集に「さむしろに衣かたときこよひもや我をまつらむ宇治の橋姫」とあるより出したと 宇治の橋と…

minminさん「まんさく」三句

まんさくを見る人もなき御堂裏 まんさくの廃家の庭に咲き満てり まんさくや村の媼の声高し

宗鑑の遺墨直筆

平成二十四年度(予定)秋 放送大学 剣持雅澄担当 講演題目 俳祖山崎宗鑑の遺墨 講演要旨 俳諧の始祖山崎宗鑑の書は宗鑑流と称され、県内外に今なお受け伝えられている。その実態把握は十分ではない。筆跡鑑定は難しいが、内容を検討する中で見えてくるものは…

2月13日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月13日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)今日一日お日さま色で生きてみむ 雅舟 2月13日 【花】キンセンカ(キク科) 【花言葉】 慈愛 【短歌】 誰とでも仲良くしそうなキンセンカお日さまいろの顔をあげたり 鳥海昭子 オ…

短冊381

381 忍見鑑師禅窟跡雲閑松老境猶幽 百年塊吉今何在・下石泉空白流 祖格

短冊380

380 ちかの塩山雪にそう川せ一夜庵 久䡄

短冊379

379 夕くれもなし言葉のはなの一夜庵 賀留

霊木 むろの木(ネズ)

起 霊木 むろの木(ネズ)を詠んだ歌は『万葉集』に7首所載されている。 承 杜松(としょう)とも呼ばれ、材質の硬く、成長は晩い。 転 木の鳥居に使われ、風雨に曝されても他に比べて長持ちする。 結 万葉仮名ではこのようにいろいろ書かれている。

万葉植物

起 秋の七草「撫子」は万葉の代表的な花 承 棗も万葉植物(玉掃刈り来鎌麿室の樹と棗が本と掃かむため) 額田王の長歌に出てくる「臣」の木は、今の樅と思われる。 結 春の野に菫摘みにと来し我そ野を懐かしみ一夜寝にける(山部赤人)

2月12日 誕生日の花・花言葉・歌句・万葉歌

2月12日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)若者も「同行二人」遍路みち 雅舟 2月12日 【花】アセビ(ツツジ科) 【花言葉】 二人で旅をしよう 【短歌】 花房の白きアセビの続く道きさらぎの空高く晴れたり 鳥海昭子 釣り…

大河ドラマの西行(二)

起 猫を抱く西行 承 文武に秀で、眉目秀麗の西行 転 密かに西行の憧れる意中の人 結 待賢門院の女房中最も優れた歌人 (清盛第五回より)

源氏で最も魅力ある六条御息所

女の性(さが)を最も象徴的に具現化して、魅力ある登場人物は、 紛れもなく、六条御息所であることは否定できまい。「葵」~「賢木」の巻に描出された彼女をビジュアルに示そう。 起 承 転 能の「野宮」での六条御息所 結 六条御息所を嵯峨野野宮に訪う光源…

「もろだ」とはネズの木

讃岐で「もろだ」と呼ぶ木はネズ(ネズミサシ)、万葉名「室(むろ)の木」のことである。 なかなか大きくならないが、材質が細かく堅いので、何かと用具に使われる。はで杭、おうこ、鍬の柄、そして木の鳥居にまで。しかし、今ではこの木は容易に見当たらない…

2月11日 花・花言葉・歌句・万葉歌

2月11日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 梅佳節 この美しき日を生きむ 雅舟 2月11日 【花】マンサク(マンサク科) 【花言葉】 神秘 直感 【短歌】除雪せし側の枝から咲きはじめマンサクの花まだ雪の中 鳥海昭子 マン…

短冊378

378 下の客は 酉参 のごとし一夜庵 教貝