戦後76年は節目でない?
本年元旦に時季遅れで発行した『柞田飛行場』と題する絵本。季節外れながらマスコミで取り扱ってくれた。ただこの名称について、この軍用飛行場の正式名称は、「海軍観音寺航空隊」の飛行場ではないか。正しくは『観音寺飛行場』ではないかと言うのである。常磐も木之郷もかかっているのに、それが無視された形になっていると非難されるわけである。常磐では「常磐飛行場」、木之郷では「木之郷飛行場」と呼んでいると言うのである。作者が柞田幼稚園の園長までして柞田に対する愛着心があってのことでもあった。登場人物のモデルはない。特殊な家庭でもなく、このように苦難をなめ、悲惨な結果になった例はかなりある。それにこの本は創作であって、事実を一部始終正確に伝えるものではない。事実と違うなどと文芸書に文句言うのは筋違いである。柞田に住み、柞田に対する郷土愛の深い柞田住民の一応知っておくべきことを念のため記しておいた。