梅桜薔薇に牡丹に好きな花「十指に余る」春夏秋冬
同僚の女性教師に恵まれて「十指に余る」人懐かしむ
千万の教え子今は忘却の彼方「十指に余る」子の名は言える
親友は「十指に足らぬ」それもなお先に逝かれて独りとなりぬ
好きな鳥鶯時鳥金糸雀近くに来る鳥「十指に足らぬ」
「十指」と言えど自分の指と他人の指二通りある間違えてならない
他人に指指されることは屈辱です褒められていると思ってならない
人様の評価は間違い少なくて「十指の指すところ」正鵠を得る
左右の指合わせて「十指」十進法と何かつながりあるのか知れず