偶然か必然か決められるはずもないのに人間は信じてしまうある日ある時
生か死か明日の命も分かぬのに集注している尊き時あり
雄雌と言わずに男女と人は言う更に現代性差は不問
薬にも毒にもなるもの自然にも人間界にもゴマンとあります
親のない子と子のない親どちらもあれど関越え難し
有無言わせず一刀両裁かれし独裁君主の暗黒時代
明暗を分けるスポーツ勝敗にこだわる人類戦争に似る
賢愚とは紙一重なり差別され生きる命は平等なるに
+-定かならざる人生の岐路に立っては逡巡する人
ふり向けば愛はあったはずなのに憎しみにあらねど淡々と生き