菅原洋一の唄(10首歌)

ぼくは手ぶらでもあの人はカタカタと「乳母車」押している

窓の外「アマン」別れるのはいやよ二人には時間が止まる

「知りたくないの」あなたの過去など済んでしまったことだもの

「今日でお別れ」涙見せずにいたけどもう二度と逢えない二人

「別れても好きな人」傘もささずに原宿思い出語って赤坂

「春の雨」やさしい風よ私だけ映して下さいあなたの夢に

「白夜抄」野の百合の彼方にむらさきの島影夏の海はやさしく

「誰故草」人の帰らぬ故郷の風なお寒き晩い春紫かなしい誰故草

「誰もいない」長い孤独の夜寒心にひざかけまいて宛名のない手紙書く

おわら恋しい「風の盆」踊るまぼろし八尾の町に泣きに来い