2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

虚実のはざま(10首歌)

近松の文学論の本質は【虚実皮膜論】虚実のはざま 文学作品創作の秘密【虚にして虚にあらず実にして実にあらず】 【虚構】=フィクションなるもの弁えず幾ら書いてもルポと同類 秘術尽し敵と戦う【虚々実々】あなたも少し策戦練らねば 【謙虚】【虚心】最も…

歴史的対面(一茶の先生と芭蕉の弟子)

爰(ここ)にしも昔をしのぶ翁塚 二六庵 竹阿(一茶の師匠) 旅の途中観音寺の早苗塚で 茂みに匂ふ七宝の陰 (小西)帯河 観音寺に住む芭蕉崇拝者。芭蕉直筆短冊所有者。 この二人の出会いはここ早苗塚の前での法莚の時、歌仙を巻いた時である。文学史的にまことに…

カワウのDemonstration

皆の者 吾輩の羽広げるをご覧じろ! 天下の名橋「三架橋」の架かる財田川の渚にて川鵜と対面す(令和四年初冬)

11月26日誕生日の花と花言葉歌句

11月26日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)誘惑のほんの手前の花サフラン 雅舟 【花】サフラン(アヤメ科) 【花言葉】愛への誘い【短歌】 開拓地の薬草サフラン摘むという勤労奉仕の一日ありき 鳥海昭子 香辛料として知られる…

今年の喪中はがき(10通)

85 歳妻に先立たれ来年より年賀欠礼縁切る葉書 91歳の夫永眠この時節最期看取れぬ悔しさにじむ 92歳実家の父が永眠とのことまだ三人の親が生存 95歳祖父永眠とのことなりき本人教え子もう38歳 96歳の母永眠との個人名姓の違いで実母と分かる 96歳の母永眠と…

海猫・千鳥に会う

のどかで、のんべんだらりとした姿のウミネコは留鳥。渡り鳥のような引き締まった感じの精悍さはない。天気のいい日は水浴びをするのを好む。観音寺市大野原町花稲海岸(餌になるような物が豊富に流れ込む唐井出川の川口にある) 小さな千鳥(イソチドリ・ハマ…

紅葉の櫨に感染しそう

森川義信「勾配」の風景

勾 配 森川義信 非望のきはみ 非望のいのち はげしく一つのものに向かって 誰がこの階段をおりていったのか 時空をこえて屹立する地平をのぞんで そこに立てば かきむしるように悲風はつんざき 季節はすでに終わりであった たかだかと欲望の精神に はたして…

11月25日誕生日の花と花言葉歌句

11月25日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) いろは坂いろは紅葉の日の光 雅舟 【花】カエデ(イロハモミジ)(カエデ科) 【花言葉】遠慮【短歌】雨の日の社の庭に散り敷けるイロハモミジの紅を踏みゆく 鳥海昭子 日本で見られ…

人生は些事を愛さなければならない(10首歌)

人生を幸福にするためには些事を愛さねばならぬ(芥川龍之介) 雲を見ているだけで幸せと思わなければ人生はつまらない 見てくれるはずもないのに野末には己が丈に合わせて花咲く 虫の声鳥の鳴き声聞いているだけで安らぐ全て忘れて 月見花見紅葉狩りには物質…

一羽不時着カモメ鳥

鴨の名も言えないかもよ

ウミアイサ コケワタガモ ヒドリガモ

縁なき衆生は度し難し

そっぽ向かれてはたまらない、告白するつもりで来たのに⋯

一葉忌

一葉忌は、明治時代の小説家の樋口一葉の陰暦の十一月二十三日の忌日のこと

雲(10首歌)

永遠の空 瞬間の雲のため そして私の人生のため すぐ蒸発するもの二つ 幸福と空に浮かべるひとひらの雲 慈雨もたらす雲ありてまた荒天の暗雲晴れぬ日はなし 保存すべきものひとつあり 君の胸に愛の心を象れる雲 眠らない唯一の鳥は雲にして あしたゆうべに飛…

一日【起承転結】

〔起〕 茜雲の彩れる暁に一日の平安無事を祈る 〔承〕 烏長 曰く「皆の者、『朝令暮改』でなりませぬぞ、〚鋭意断行』だ」 〔転〕 水流・流動・動脈・脈絡、「流れを大切に淡々と働く、一途に働く」 〔結〕 どこへ行くとも知らない。どこか役立つことを祈る…

【一喜一憂】し過ぎず(監督の名言)

初戦の言【一喜一憂】し過ぎず と独逸に勝っても引き締める監督

11月24日誕生日の花と花言葉歌句

11月24日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 幸せな思い出色にネリネ咲く 雅舟 【花】 ネリネ(ヒガンバナ科) 【花言葉】 幸せな思い出【短歌】 隠しごと隠しきれない日のためにネリネの花は咲くとおもへり 鳥海昭子 ヒガンバ…

【渚】 剣持雅澄

渚 剣持雅澄 作詞 市原和代 作曲 高橋徹鉄雄 編曲 一 青い波よ 白い砂よ ふるさとの海に 命あふれ 父親は その子に 渚と名付けた 明るく明るく 清らかな 瞳をもつ子に なるように 二 青い風よ 白い花よ ふるさとの海に 光あふれ 母親は その子を 渚で育てた …

自傷句

「三無主義」10首歌

【三無主義】無気力・無関心・無責任 しらけの時代は終わっていない 【三無主義】無税・無失業・無戦争 川南豊作 唱えしことあり 【三無主義】学閥無し・性差無し・国籍差無し どこかの大学看板とせし 【四無主義】【十無主義】まであるというそんな流行はも…

【~落】10首歌

肉親の急死に遭いて若き日に【奈落】の底から這い出でしこと 【転落】の詩集は誰の作品か青春挫折せし時読みし 斜陽という甘酸っぱい語の片隅に【没落】なると言わずに置いて 欠損とか【欠落】とはいえ片親で子育てをする動物多し 【堕落】して初めて分かる…

11月23日誕生日の花と花言葉歌句

11月23日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) ピラカンサ慈悲心鳥の来たりけり 雅舟 【花】ピラカンサ(バラ科) 【花言葉】慈悲【短歌】さんざめく小鳥の声のおさまればピラカンサの実ひとつだになき 鳥海昭子 秋も終わりの頃に…

呼称(10首歌)

【~君】と呼ばれるほどの友でない親友ほどの付き合いもなし 【~殿】は公式用語かもしれぬそれでは空々しい敬意表現 【~先生】と呼ばれるほどのあほでない 浮いた名前の虚名「先生」 【~先生様】手紙に時折書かれるとむずがゆくなる重複呼称 【~課長】【…

赤い鳥、赤い実

赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い、赤い実を食べた コマドリは明るいオレンジ色の姿が綺麗なヒタキ科の鳥 『 赤い鳥 』 鈴木三重吉 が創刊した 童話 と 童謡 の児童雑誌。 1918年 7月1日 創刊、 1936年 8月廃刊。 日本の近代 児童文学 ・児童音楽の創世期に最も重要…

命に関わる四字熟語(10首歌)

一道に通暁するには心篭めて【不惜身命】命惜しまず 鳥インフル蔓延の気配養鶏を【生殺与奪】自由自在に 災いを止め生命を延ばすこと【息災延命】我らの願い 生物は自然の状況に適応し【自然淘汰】の篩にかけらる 助け合いなどとは言えど人間は所詮究極【生…

遥かに遠くを見やること・夢見ることを忘れずに

食べること息することに留まらず 遠く涯なき天空望まむ 雅人

延地五黄の辞世

娑婆になほ縁しのありて烏瓜 五黄 ー辞世句ー 昭和35年クリスマスイヴの日、召天す。香川県立土庄高校校長延地君男(俳号、五黄) 現役校長職のまま逝去。学校葬あり。今を去る62年前、参列した教職員生徒で思い出される人は共に冥福を祈りたい。

~あなたを忘れない~

廃残の身となり果てし翁ありて 東方Orient 望み見るかな 雅人 沈黙のオリーブ一つ夢のまま 私の手から転がり落ちて 雅人

11月22日誕生日の花と花言葉歌句

11月22日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) 野菊より竜胆好きといふ便り 雅舟 【花】リンドウ(リンドウ科) 【花言葉】 正義【短歌】 凛々とリンドウは咲きいたりけり大人になろうとかの日想いき 「竜胆」と呼び健胃薬にも使…