プロ野球人「鎮魂の碑」

  戦没プロ野球人【鎮魂の碑】

 東京都文京区後楽の東京ドーム敷地内にある石碑。大東亜戦争(太平洋戦争)などで戦死した日本プロ野球選手の功績を記念したものである。
 当時20代から30代だった選手・指導者の多くが徴兵され、また戦死していった。後年のプロ野球繁栄の礎となった沢村栄治ほか戦没野球選手の功績を称えるため、1981年に当時の後楽園球場脇敷地内に碑が建立された。
 碑は2枚ある。1枚目には戦死した選手の氏名が、2枚目には遺族を代表して特攻隊員として戦死した石丸進一の実兄・藤吉による追悼文や当時セントラル・リーグ会長だった鈴木龍二による「建立趣旨文」が刻まれている。
 戦火に散った選手を対象にした「戦没野球人モニュメント」が製作され、野球殿堂博物館の殿堂コーナー入り口に設置されている。2018年現在、73名の名前が刻まれている。