『万葉集』には山橘(ヤマタチバナ)の名で詠まれたヤブコウジは、古くから日本人に愛されてきた植物。小型で草のように見えるが、サクラソウ科の常緑木本植物。江戸時代、寛政年間に葉に斑が入るヤブコウジが好事家の間で人気を呼び、多くの品種がつくられた。
寺田 寅彦(てらだ とらひこ、1878年(明治11年)11月28日 - 1935年(昭和10年)12月31日)は、戦前の日本の物理学者、随筆家、俳人。吉村 冬彦(1922年から使用)、寅日子、牛頓(ニュートン)、【藪柑子】の筆名でも知られる。高知県出身(出生地は東京市)
年一ㇳ日余して歩く藪柑子 森 澄雄
画廊出て人間赤し藪柑子 伊東達夫
綿雪をかつぎて赤し藪柑子 吉 茄子
冬青き苔の小庭や藪柑子 巌谷小波
前照燈藪柑子行く銃掠む 宮武寒々
鎌倉は日蔭日向の藪柑子 川崎展宏