2022-06-05 芭蕉の蛍句 草の葉を落つるより飛ぶ蛍かな 芭蕉が大津滞在中に詠んだ句。 蛍の名所瀬田で蛍見物をしたときの発句。 観察眼の行き届いた名句。 芭蕉が蛍を詠んだ発句には、次の五句がある。 蛍見や船頭酔うておぼつかな 愚にくらく棘をつかむ蛍哉 目に残る吉野を瀬田の蛍哉 此ほたる田毎の月にくらべみん 己が火を木々の蛍や花の宿