森のふくろう半歌仙(14)「凩や」の巻

凩や一里歩いて家に着く   雅澄

 枯葉散らして冬支度です  光瀧

二十年同じ版画を摺り続け  雅博

 余裕の年の瀬今年は目指す 高雅

賑やかに四人四様ユニーク句  澄

 芸人の名は訳が分からず   博

光る君不倫咎めぬ物語     澄

 よりよき半分求めさまよう  博

名案に見えて迷案与野党よ   澄

 慇懃無礼得意技掛      博

まだブーゲンビリア年越すか  澄

 あれやこれやと気ばかりあせり瀧

また来たか中二日だが土曜版  博

 高雅高貴の鴛鴦夫婦     澄

小春日の公園散歩に出会いあり 高

 野人風雅に野人美女     澄

貸金庫入れるものなし超安全  博

 開き直るが人生の🔓      澄