【百千鳥】来れど来まさぬ君と詠みし万葉の歌その後の歌
【涅槃会】は釈迦入寂の二月十五日願いの如く西行も逝く
【五月雨】の【五月闇】とも【木下闇】とも詠まれては情感籠る
【女郎花】【男郎花】とも並べられ手弱女ぶりに勝てぬ男の子は
【十六夜】はたゆたいためらう月の出方陰暦八月十六日の月
【桐一葉】『淮南子』にある「一葉落ちて天地の秋を知る」による
【破芭蕉】風雨に破れ易くして人生も又脆く侘しき
【藪柑子】山橘と万葉に実が光るなりとすでに詠まれて
【枯尾花】穂も葉も枯れて一面のススキの白くほうけて輝く
【若菜摘】七草の料摘み取りて正月六日初子の行事