2022-09-11 一夜庵中興の庵主の言 夢の枯野 百花坊徐風 予若き時は松嶋象潟の旅にやつれ俳 諧は※玄峯老人を師として華柳の一句に 服部嵐雪 目さまし或時は蓮二を慕ひて西国行脚 の風呂敷をたすけ安藝のいとき嶋に三日 歌仙あり備の下津井盤石か六華亭の 夜話には葛の松原を雑談して此亭 より※蓮二にわかれその翌年の春は如月 各務支考 中のころならん玉藻よる讃岐の一夜庵に 住し今年四十歳の星霜を潜り、終に老 鼠の皮被るばかりなり