雅歌仙⑨「ナスキュウリ」の巻 雅澄 雅博 両吟 令和4年9月17日満尾
1 ナスキュウリ昨日今日またナスキュウリ 雅博
2 芋南瓜が主食の戦中 雅澄
3 カレンダー思い出しては朝めくり 博
4 風の音にて秋立つを知る 澄
5 彼岸花向こうに見えるパラダイス 博
6 木の七草眺め楽しむ 澄
7 ヤモリ来て灯火親しむ窓の外 博
8 読経始めたつくつく法師 澄
9 残暑中まだまだうまいガリガリ君 博
10 誘蛾となって外つ国へ飛ぶ 澄
11 稲穂垂れコスモスまだか風騒ぐ 博
12 月面着陸競う各国 澄
13 今はとてわざなさむとかぐや姫 博
14 名月二日後お覚悟をして 澄
15 五十年下天の内を夢の如 敦盛 博
16 人生百年もったいないぞ 澄
17 ゴミ家敷寝るとこないが捨てられぬ 博
18 住むほど嬉し蚊の小さきを 博
19 令和世は笑窪見えねど目が笑う 雅
20 エリザべスこそ真の国葬 博
21 主知らぬ今朝あえかなる二重虹 雅
22 雲間に見える名月名残 博
23 十六夜の小さき星の恋心 雅
24 あなたは青い青いは素敵 博
25 塵の世に一葉生きて札の人 雅
26 滅私ストイック大をなす稲 博
27 盛り盛りと食べて働く只管に 雅
28 明日があるさラテンの気風 博
29 一千名コロナ禍香川の一日数 雅
30 非欧米国世界半分 博
31 累卵の危うき地球サピエンス 雅
32 オムレツの黄の黄が匂い立つ 博
33 気ィつけて行って来たのに神の留守 雅
34 いづこにおはす家刀自殿よ 博
35 ミスキューリなるほどちぎる秋🍆 雅
36 鈴虫うれし今宵ばかりは 博